−東海湖時代− 
東海湖は汽水域の浅瀬や湖沼・氾濫原が続く湿地帯で、約650万年前地殻変動と共に大阪湾から琵琶湖・伊勢湾と東西に長く形成され、その規模は時代ごとに異なり、やがて約100万年前に消滅したと考えられている。
(注:東海湖については、現在地質学的には「湖」の存在には否定的である。)

−第四氷期(ビュルム氷期)最盛期の海岸線(約2万年前)− 
海水面が約150〜130mほど低下し海岸線が約40〜35mほど海退した。

−縄文海進の頃(約6500〜約6000年前)− 
海水面が日本においては現在より平均約5〜10mほど(国内においては4〜5m程か)上昇し内陸部へ所によれば約35〜40kmほどが陸地化した。
(注:地質学的には有楽町海進、完新世海進、後氷期海進などと呼ばれることもある。)


−弥生時代の海岸線(約2000〜約3000年前)− 
縄文海進後の海退現象(縄文海退・弥生小海退)により海岸線は現在より約2m程後退ラインにあったと考えられる。

−古墳時代の海岸線(3世紀後半〜7世紀後半)− 
海退後河川などからの堆積物により陸地化した。